研究成果の概要 |
急性期精神科病棟に入院する気分障害および自閉スペクトラム症傾向をもつ患者への認知機能改善療法とリカバリー支援プログラムの複合支援を行った.その結果,社会機能(GAF, p< .01),主観的(IMRS; p<.05, RAS; p<.05)および客観的パーソナルリカバリー(IMRS; p<.01),不安や抑うつなどの気分障害(POMS; p<.05,QIDS; p=.05)の改善が認められた.さらに,対象者の転帰では,退院後の継続的な外来治療,職場や家庭への復帰といった転機など好転的な転機に至るものが多かった.
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