研究課題/領域番号 |
19K14446
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分10030:臨床心理学関連
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研究機関 | 岐阜大学 |
研究代表者 |
堀田 亮 岐阜大学, 保健管理センター, 准教授 (10733074)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 心理アセスメント / 学生相談 / 臨床心理学 / カウンセリング / ウェブシステム |
研究成果の概要 |
本研究はCounseling Center Assessment of Psychological Symptoms日本語版 (CCAPS-Japanese)をデータベース化できるWeb回答システム「CCAPS internet-based Quick Assessment System (CCAPS-iQAS)」を開発できた。また、CCAPS-Japaneseのカットオフ値を同定できた。加えて、中長期的な支援を要する学生は短期で終了する学生に比べて、初回来談時のCCAPS-Japaneseの学業ストレス因子、社会不安因子、希死念慮項目が高い傾向にあることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
臨床心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CCAPS-iQASの開発により、CCAPS-Japaneseのデータベースを構築することができるようになった。加えて、要支援学生の早期発見、支援体制の構築と、介入効果の可視化が期待できる。結果が即時フィードバックされるため、回答学生は自身の精神的健康状態への理解を深めることができる。統計学的に日本人学生に適したカットオフ値を同定できたことにより、高ストレス状態の学生や精神疾患の可能性がある学生を判別する際の参考指標として本結果を活用できる。また、支援が中長期化する可能性のある学生の特徴を明らかにできたことは、学生相談機関における担当者ごとの予約枠の調整、ケース数の偏りの是正に貢献できる。
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