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2022 年度 研究成果報告書

正規反射的凸多面体に付随するδ多項式のunimodal性に関する研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K14505
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分11010:代数学関連
研究機関東邦大学 (2022)
東京大学 (2019-2021)

研究代表者

土谷 昭善  東邦大学, 理学部, 講師 (30836953)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード格子凸多面体 / δ多項式 / γ非負性 / 反射的凸多面体 / 正規凸多面体
研究成果の概要

本研究の目的は正規反射的凸多面体の数え上げに関する普遍量であるδ多項式の性質を調べることである.特に,γ非負性と呼ばれる,単峰性と実根性の中間の性質に焦点を当てて研究を行った.本研究の主な研究成果は(1)B型対称辺凸多面体の構成および,そのδ多項式の研究,(2)豊穣順序凸多面体と豊穣鎖凸多面体の構成とそのδ多項式の研究,(3)局所的アンチブロッキング凸多面体のδ多項式の研究,(4)対称辺凸多面体のδ多項式の研究である. (1)と(2)では特にそのδ多項式がγ非負となることを示し,(3)と(4)では大部分でγ非負となることを示し,さらにγ非負に関する予想を提唱した.

自由記述の分野

代数的組合せ論

研究成果の学術的意義や社会的意義

数え上げに関連する多項式や数列の研究は古典的な組合せ論の問題意識であるが,特に多項式が回文的,つまり係数の列が対称,となるときは単峰性より強い性質であるγ非負性の研究が最近注目を集めている.格子凸多面体のδ多項式のγ非負性に関する研究はこれまでほとんどなく,今回の研究において,多くのγ非負なδ多項式を持つ格子凸多面体を構成でき,今後のγ非負性に関する研究の礎ができた.またいくつかの予想を提唱したところ,国内外で取り組む研究者が出てくるなど,格子凸多面体論の研究の方向性を与えることに成功し,今後の発展が期待できる.

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公開日: 2024-01-30  

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