研究課題/領域番号 |
19K14521
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分11020:幾何学関連
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研究機関 | 宇都宮大学 (2020-2022) 東北大学 (2019) |
研究代表者 |
國川 慶太 宇都宮大学, 共同教育学部, 助教 (10813165)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 平均曲率流 / 優リッチフロー / 熱方程式 / エントロピー / Liouville型定理 / 古代解 |
研究成果の概要 |
本研究課題では、平均曲率流のII型特異性を、Colding-Minicozziらにより導入されたエントロピーを用いて調べるということに取り組んだ。当初の計画では、個々の対象に対してエントロピーを具体的に計算し、その傾向を把握する予定であったが、それは技術的に困難であると判明した。そこで、代替案として、エントロピーを別の量と結びつけて考察することにした。その結果、平均曲率流の古代解上では、大域的な量であるエントロピーがEckerの単調量によって局所化できるということを発見した。この成果は、複雑なエントロピーの計算において別手法を提案するものとなっており、今後の応用が期待される。
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自由記述の分野 |
幾何解析
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
平均曲率流の研究では、特異点を理解することが重要である。Colding-Minicozziらによって導入されたエントロピーは特異点の複雑さを測るものとして有用であり、すでに多くの一般的な結果が知られている。一方、これまで、個々の対象に関する具体的なエントロピー計算は困難であった。本研究では、エントロピーを別のよく知られた量と結びつけることに成功したが、この成果は、複雑なエントロピーの計算に別視点を与えるものとなっており、今後の特異点研究への応用が期待される。
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