以下の研究成果を得た。 (1)Hexagonal Circle Patternsを持つ離散べき関数がガルニエ系およびCAC propertyの理論から導出できることを明らかにした。(2)広田のdKdV方程式とlattice sine-Gordon方程式の立方体上のコンシステンシーの構造を明らかにした。(3)q-Painleve方程式の一般解によりdKdV方程式の特殊解が与えられることを示した。(4)A6型およびA4型のq-Painleve方程式を2階の場合として持つパンルヴェ型の高階常差分方程式系を構成し,それらのLax pairおよびaffine Weyl 群対称性を示した。
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