研究課題/領域番号 |
19K14741
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研究種目 |
若手研究
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分15020:素粒子、原子核、宇宙線および宇宙物理に関連する実験
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
原 秀明 岡山大学, 異分野基礎科学研究所, 特別契約職員(助教) (70737311)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 素粒子実験 / 原子・分子物理 / 量子エレクトロニクス |
研究成果の概要 |
ポジトロニウムの励起光源開発に必要な、第二高調波発生装置と、ファイバーアンプによる基本波の増幅に関する知見を得た。第二高調波発生に関しては、設計値に近い出力パワーを実現することに成功した。また、ファイバーアンプに関しては、高い増幅度と低い増幅自然放出光ノイズを実現することに成功した。本研究課題では、必要な波長とは異なる波長での開発を行ったが、得られた知見に基づき波長を変えることで、励起実験に必要な光源を実現することが可能となる。また、対向二光子励起に関連する研究も行った。
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自由記述の分野 |
原子・分子・量子エレクトロニクス
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
光源開発は、異なる波長でも必要な技術・ノウハウが共通している。第二高調波発生に関しては、設計値と近い出力パワーを実現することができたので、今後他の波長でも同様の設計手法に従って実現するパワーを見積もることが可能になる。また、ファイバーアンプに関しては、高品質の空間モードをもつ高出力の光源が実現可能になるため、開発技術・ノウハウを得ることにより、今後の光源開発の可能性が広がる。
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