精密機械メーカーは、内部欠陥の高精度な検出を要望している。内部欠陥の検出は、CT画像の画像処理で行われる。従来法では、CT画像内のノイズや手動で設定した閾値による判別により、欠陥の誤検出や未検出が生じている。そこで本研究では、内部欠陥の誤検出と未検出を低減した内部欠陥検出方法の開発を行った。提案法は、初めに類似の特徴を持たない欠陥のみに絞り込んだ後、欠陥の孤立度を算出し、孤立していない欠陥のみに絞り込みを行う。提案法により、従来法よりも欠陥の誤検出と未検出を低減した内部欠陥自動検出が可能となった。
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