研究成果の概要 |
車載用などの電力変換器では高電力密度化が強く求められる。これに対して,近年では高周波駆動可能な化合物パワー半導体が実用段階にあり、産業への応用が期待されている。しかし、パワー半導体デバイスによる高周波駆動によって電力変換回路を高電力密度化すると、磁気部品で過度な自己発熱が発生し, さらに移動体の利用環境温度は厳しい条件下にある。そこで本研究では, MHz駆動時の磁性材料モデリング、磁気部品設計、高放熱化へ向けた磁気部品の実装技術に関する基盤技術の構築を行った。本検討で得られた成果は材料や構造で制限が決まっていた磁気部品の性能向上に寄与し、車載用に限らず小型軽量化が求められる応用に貢献する。
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