現状の有線LANケーブルを用いたデータ伝送から変わり,将来使われるだろうBeyond 5G技術を用いたピンポイントの無線通信において,2017年11月にIEEEが定めた252GHz~322GHz帯域(IEEE standard 802.15.3d)を用い,実現可能性を検討した。リンクバジェットを計算した結果,アンテナ利得を改善することができれば,今後数百メートルまでは,ピンポイント通信が可能になる.また,周波数帯が上がると,同じアンテナ面積でも高いアンテナ利得が得られること,そして更にレンズと組みあわせることによってピンポイント通信,そしてセキュアな通信が実現可能であることを確認した.
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