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2021 年度 研究成果報告書

地域の居住文化に対応した環境配慮住宅における中間領域の計画手法の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 19K15181
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分23030:建築計画および都市計画関連
研究機関京都橘大学

研究代表者

土井 脩史  京都橘大学, 工学部, 専任講師 (70779082)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード中間領域 / 環境配慮住宅 / 縁側 / 土間 / 住まい方
研究成果の概要

本研究では、温暖地域の居住文化の継承・発展に寄与する環境配慮住宅として、入れ子型中間領域の有効な計画手法を明らかにすることを目的とし、中間領域を有する複数の住宅事例において調査及び実測を行った。
中間領域には、外部空間と内部空間の中間と、公的空間と私的空間との中間という2つの性質がある。外部と内部の中間領域については、外部空間との距離感が重要であり、外部空間との距離感を住まい手が自在に調整できる計画が有効であると明らかにした。一方、公的と私的の中間領域については、仕事や応接空間として中間領域が機能しており、土間によって履物の選択性を高める計画も有効であると明らかにした。

自由記述の分野

建築計画

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術的・社会的意義は、環境配慮住宅における中間領域の有効性を主に住まい方の視点から明らかにした点である。
外部と内部の中間領域では、外部空間との距離感を調整しながら生活する住まい方が確認されており、開放型の環境配慮住宅の意義を示すことができた。
また、公的と私的の中間領域では、働きながら居住するという住まい方が確認された。現在、コロナ禍において在宅ワークに対するニーズが高まっており、働きながら住まうという仕事と居住の新たな関係性に対応した居住空間として中間領域が有効に機能する可能性を示すことができた。

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公開日: 2023-01-30  

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