メタロフォルダマーをモノマーユニットとしたラジカル共重合を行い、応力発光を評価するための合成条件を検討した。ガラス転移温度が高いものだと硬いプラスチック状のフィルムが得られ、紫外線を照射すると発光を示した。ガラス転移温度の低いもので共重合をすると発光しにくくなることがわかった。配合比を調整することにより弾性的なフィルムを作製することが可能となったが、発光は弱くなった。ベースとなっているメタロフォルダマーの固体発光は赤色りん光であることと、重合の際に錯体の量が多いことから濃度消光が起こりやすくなったことが原因と考えられ、メタロフォルダマーの分子設計を変えることにより、発光色を変えて制御することに成功した。
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