脳内の数百μmスケールでの多様な神経伝達物質の可視化・関連付けを行うことで、海馬や前頭葉などの領域間における様々な情報伝達、つまり「脳内領域間コミュニケーション」を関連づけることができる。本研究課題では、領域間コミュニケーションにおける神経伝達物質の可視化を可能とする超高感度・多項目・広範囲・リアルタイムイメージング可能な新規電気化学デバイスを開発することを目指した。本研究期間において、従来のデバイスと比較して数千倍の時間分解能を有するシグナル増幅型電気化学イメージングデバイスを開発した。また、人工脳モデルの構築に向けた3次元足場ゲルの3Dプリント方法も確立した。
|