研究課題
若手研究
本研究では副作用の無い抗がん治療法の開発へ向けて、抗がん活性物質であるSN-38の分子骨格をがん細胞内で構築することを目指した研究に取り組み、以下の成果を得た。1) 既存の合成法よりも短工程でSN-38の合成が可能な新規合成法を確立した。2) SN-38の部分構造を用いた検討により、パラジウム触媒を用いた条件により骨格形成反応が進行することを見出した。
有機合成化学
本研究では、がん治療に使用されているSN-38を既存の手法よりもの簡便に合成する新規合成法の開発した。本手法を応用することで、将来的により安価にがん治療を受けることができるようになることが期待される。