73種類のポリメトキシフラボノイドを使用したCaco-2細胞における吸収試験とその一部を使用したICRマウスにおける吸収試験を実施したところ良好な相関が確認された。しかし、生理活性が非常に高いが、吸収効率が非常に悪い化合物もあり、強い生理活性作用を持つ化合物が、高吸収であるとは限らないことが示された。またその逆のパターンも確認された。本研究課題ではポリメトキシフラボノイドの生理作用と吸収動態における構造活性相関の一部を明らかにし、機能性食品への開発に非常に重要な知見を得ることができた。今後、より詳細にポリメトキシフラボノイドの吸収と代謝のメカニズムを明らかにしていく必要があると考えられる。
|