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2022 年度 研究成果報告書

コラーゲンペプチドによる骨芽細胞の分化制御メカニズムの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K15794
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分38050:食品科学関連
研究機関城西大学

研究代表者

君羅 好史  城西大学, 薬学部, 助教 (00635443)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードコラーゲンペプチド / 骨芽細胞
研究成果の概要

骨格系疾患は要介護者の増加と健康寿命の縮小に関連し、予防が求められている。コラーゲンペプチドは骨格系疾患の予防に有効との報告があるが、そのメカニズムは不明な点が多い。そこで、骨芽細胞での作用に関与するFoxファミリー転写因子とコラーゲンペプチドの相互作用に着目し、骨芽細胞の分化を促進するメカニズムの解明に取り組んだ。
コラーゲンペプチドのPro-HypはFoxg1、Foxo1、およびRunx2タンパク質と相互作用し、骨芽細胞分化のマスター転写因子Runx2の転写を誘導した。以上より、コラーゲンペプチドは核内転写因子を介して骨芽細胞の分化を促進し、これが骨形成の促進につながると考えられる。

自由記述の分野

食品機能学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題では、コラーゲンペプチドが骨芽細胞の分化を調節するための共通のキーとなる分子を特定し、その骨格系における作用メカニズムを解明することを目標とした。本研究により、コラーゲンペプチドの一つPro-Hypが結合し、相互作用する分子を特定できた。食品として摂取される生理活性ペプチドが転写因子と相互作用して骨芽細胞の分化を亢進し骨形成を調節することが理解されることで、機能性食品摂取が骨格系疾患の改善や予防に寄与する可能性が広がり、社会的に重要な意味を持つと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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