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2021 年度 研究成果報告書

熱ショック転写因子HSF1の温度感知機構の比較生物学的解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16046
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分43010:分子生物学関連
研究機関基礎生物学研究所

研究代表者

坂本 丞  基礎生物学研究所, 生命熱動態研究室, 特任助教 (80804145)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード熱ショック応答 / HSF1 / 温度 / 比較生物学 / メダカ / ヒラメ
研究成果の概要

熱ショック応答は生物が持つ過剰な温度負荷に対する防御機構である。地球上では地域ごとに様々な温度環境が存在する。そして、生物はこれらの温度環境に適応して生育している。そのため、熱ショック応答が惹起される温度が生育環境ごとに異なる可能性がある。本研究では、熱ショック応答の制御因子の一つである熱ショック転写因子(HSF)1に着目し、メダカをモデルとしてより低温な環境に生育するヒラメを比較対象として用いてHSF1の温度特性を解析することを目的とした。実際に、メダカとヒラメのhsf1遺伝子をクローニングし、その温度特性を解析する評価系の構築を進めた。

自由記述の分野

生物物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

温度は生物の生存にとって非常に重要な要素の一つである。熱ショック応答は古くから研究されているが、生物の生育環境温度の違いと熱ショック応答の関連について比較生物学的な観点から進められた研究は少ない。近年、温度センサーであるTRPチャネルがノーベル賞を受賞するなど、生物と温度の関わりが注目を浴びている。そのような中で、本研究の成果は生物の環境温度適応戦略に新たな知見をもたらしうるものであると言える。

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公開日: 2023-01-30  

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