• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

In vitro睡眠解析系を利用した睡眠制御分子ネットワークの一斉同定

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K16115
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分43060:システムゲノム科学関連
研究機関東京大学 (2021-2022)
国立研究開発法人理化学研究所 (2019-2020)

研究代表者

戸根 大輔  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 助教 (60806610)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード睡眠 / リン酸化 / CaMKII
研究成果の概要

本研究では、睡眠覚醒を制御する分子群を同定するために、ハイスループットな睡眠評価系の構築および、分子摂動系の構築を目指した。その結果、カルシウムシグナルのモニターにより、培養神経細胞での安定な神経活動の検出に成功し、睡眠評価系構築の下地が整備できた。さらに、分子摂動系では、リン酸化酵素の一つカルシウムカルモジュリン依存性プロテインキナーゼ(CaMKII)に注目し、この分子活性への摂動を通じ、睡眠制御システムの一部を明らかにすることができた (Tone et al, PLOS Biology, 2022)。

自由記述の分野

分子神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

我々の研究で明らかとなったCaMKIIによる睡眠制御について、CaMKIIは睡眠の導入に働くのみでなく、睡眠の維持にも重要な役割を果たすことが示唆された。現代では、多くの人が睡眠に問題を抱え、社会問題の一つとなっている。今回の成果がより安定な眠りを実現する新たな睡眠薬の開発や、疾患や老化に伴う睡眠の不安定化を改善する方法につながることが期待できる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi