研究課題/領域番号 |
19K16222
|
研究種目 |
若手研究
|
配分区分 | 基金 |
審査区分 |
小区分45040:生態学および環境学関連
|
研究機関 | 兵庫県立人と自然の博物館 (2020-2021) 龍谷大学 (2019) |
研究代表者 |
京極 大助 兵庫県立人と自然の博物館, 兵庫県立人と自然の博物館, 研究員(移行) (00771875)
|
研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
|
キーワード | 数理モデル / 繁殖干渉 / 実現ニッチ / 進化 |
研究成果の概要 |
植食性昆虫の資源利用パターンは生理的な制約では説明できないことが多い。本研究では近縁な種どうしの間で生じる交雑等が棲み場所(食草の種類など)の選好性を進化させ、結果として利用する資源の幅が決まる可能性を、数理モデルによって示した。またモデルの仮定(生理的な制約の度合い)の生物学的な妥当性を検討するために文献調査を行った。また文献から得られたデータを統合して解析するための数理的な手法の開発を行った。
|
自由記述の分野 |
進化生態学
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物の資源利用や生息地利用が決まる仕組みを理解することは生態系の管理や制御を行う上で重要である。たとえば農地における害虫の管理や、絶滅危惧種の保全も、資源利用・生息地利用の生態学的、進化学的な理解を必要とする。本研究は資源や生息地の利用パターンが進化する仕組みについて新たな概念を提案することで生態系の成り立ちを理解することに貢献する。また、このような理解は応用上の課題を解決する上での基礎理論となることが期待される。
|