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2021 年度 研究成果報告書

マウス線条体および脚内核において見出した詳細な形態学的性質と神経連絡の関係

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16262
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分46010:神経科学一般関連
研究機関熊本大学

研究代表者

宮本 雄太  熊本大学, 大学院先導機構, 助教 (30816822)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード線条体 / 脚内核 / 亜区域 / 形態学 / 神経連絡
研究成果の概要

本研究は、マウスの脳において線条体および脚内核と呼ばれる二つの領域の詳細な形態学的性質を免疫組織化学とトレーサー注入実験を組み合わせて明らかにすることを目的とした。線条体では、その尾側部において従来の知見とは異なる特殊な性質を示す領域を見出した。脚内核においては、今まで知られていなかった新たなサブタイプを有する神経細胞の存在とその投射先を明らかにした。これらの成果は、それぞれ海外の学術雑誌に報告した。

自由記述の分野

神経解剖学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の対象部位である線条体および脚内核は、大脳基底核と呼ばれる脳領域の一部である。基底核は、その他にも複数の神経核(特定の性質をもつ神経細胞が集まった領域)から構成され、それぞれが複雑な神経連絡を有している。大脳基底核の障害は、パーキンソン病やジストニアといった神経変性疾患を引き起こすが、これらが難治性である理由として、基底核を構成する個々の神経核とそれらの結合関係が不明瞭な点が挙げられる。本研究で見出した所見は、基底核の複雑な形態および機能の理解を促し、基底核疾患の病態解明に繋がることが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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