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2021 年度 研究成果報告書

うつ様病態時においてオリゴデンドロサイト機能低下を惹起する新規分子機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16268
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分46010:神経科学一般関連
研究機関近畿大学

研究代表者

石野 雄吾  近畿大学, 東洋医学研究所, 助教 (80625088)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードオリゴデンドロサイト / アルギニンメチル化 / PRMTs
研究成果の概要

(1)タンパク質のアルギニンメチル化酵素の一つであるCARM1が発達期のオリゴデンドロサイト、特に髄鞘形成期をピークに発達期に高く発現することを見出した。(2)CARM1の機能抑制によってオリゴデンドロサイトの分裂や分化が低下することを見出した。それに伴ってCARM1の機能抑制によってオリゴデンドロサイトで機能する遺伝子の発現が低下していることを見出した。(3)CARM1の機能抑制によってオリゴデンドロサイトの分化抑制および神経軸索への髄鞘形成が顕著に低下することが明らかとなった。

自由記述の分野

脳発達

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究によってアルギニンメチル化酵素の1つであるCARM1が発達期オリゴデンドロサイトの分化・成熟に重要なことが始めて明らかとなった。オリゴデンドロサイトの機能制御を担う新たな遺伝子を見出したものであり、今後、脳内のアルギニンメチル化タンパク質の重要性を理解する上で重要な知見となる。

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公開日: 2023-01-30  

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