研究課題
若手研究
本研究成果はクロロアルケン型ペプチドミメティックの効率的に合成できる方法論の確立を行った。具体的には、Evans syn aldol反応と市川アリルシアナート転位を鍵反応とすることで、目的とするCADIを短工程にて合成することに成功した。さらに、アルツハイマー型認知症の原因物質のひとつであるアミロイドペプチドに対する高い凝集阻害活性を有することを見出した。
ペプチドミメティック
本研究成果はこれまで滞っていたペプチドミ医薬品を加速させる戦略ツールを提供するものである。さらに、クロロアルケン型ペプチドミメティックの有効性として、アルツハイマー型認知症の原因とされるアミロイドβの凝集を阻害することも明らかとしている。本成果はアルツハイマー型認知症に限らず、種々の疾患に対するペプチドミメティックの有効性を示すものであり、今後のペプチド創薬に貢献するものである。