• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

腎癌における免疫チェックポイント阻害薬の個別化投与法の確立

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K16405
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関東北大学

研究代表者

高崎 新也  東北大学, 大学病院, 薬剤師 (30811830)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード腎癌 / 免疫チェックポイント阻害薬 / 個別化投与 / 質量分析 / バイオマーカー / メタボロミクス
研究成果の概要

腎癌治療で使用される免疫チェックポイント阻害薬(ICI)の個別化医療を目指し、ICIの治療効果予測バイオマーカーおよびICI血中濃度によるICIの個別化投与法の構築を目指した。
まず、腎癌組織を質量分析計により分析し、癌組織内で高値を示す代謝物を同定した。また、ICIであるニボルマブの血中濃度を測定するための分析法を検討し、前処理法およびターゲットペプチドの最適化を進めた。今後、腎癌の診断マーカー、ICIの血中濃度情報、さらに臨床情報を加えて解析することで、ICIの個別化投与法の構築を目指す。

自由記述の分野

医療薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

最近、抗がん薬として免疫チェックポイント阻害薬(ICI:Immune Checkpoint Inhibitor)が注目されている。ICIはがん患者の余命を劇的に延長させることがあり、肺癌や腎癌など多くのがん種で使用されている。一方、ICI治療の問題点として、①効く患者と効かない患者が存在する、②特徴的な免疫関連副作用が発現する、③薬価が極めて高額であるといった問題がある。よって、これらの問題を解決する手段として、ICIの個別化投与法の確立が急務である。本研究成果に基づき臨床研究を進めることで、ICIのより効果的かつ経済的な使用を実現できる可能性がある。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi