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2022 年度 研究成果報告書

iPS細胞由来薬物胎盤透過性評価モデルによる包括的医薬品胎盤透過性比較評価

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16430
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関大阪大学 (2022)
国際医療福祉大学 (2019-2021)

研究代表者

池田 賢二  大阪大学, 大学院薬学研究科, 教授 (10434812)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード薬物動態 / iPS / 胎児移行性 / Placental transport / Simcyp / 胎盤関門 / 妊娠時薬物療法 / トロホブラスト
研究成果の概要

我々はこれまでに、induced pluripotent stem cells (iPS)細胞を用いた胎盤薬物透過性モデルの構築に重要なシンシチオトロホブラスト細胞は、Retinoic Acid (RA)刺激により分化することを示してきた。また、本シンシチオトロホブラスト様分化iPS由来細胞層は、hCG分泌能を有し、タンパク発現などでも生体内に類似していることを明らかとした。さらに、コラーゲンType IVコーティングによって、医薬品の透過性評価が可能な層化を可能とし、医薬品の胎児移行性評価系として、各医薬品の胎盤関門透過係数、Fetal/Maternal比を測定できるレベルで構築された。

自由記述の分野

医療薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

妊婦および胎児の薬物動態については、既存の動態モデル解析法から予測することは困難である。現在、胎児動態パラメータを予測するために妊婦生理学的薬物動態(PBPK)モデルが検討されているものの、薬物の胎児移行性評価に用いるモデルは満期胎盤による移行性パラメータなどの研究段階のものであり、妊娠時の胎児動態などを予測するには不十分である。本課題モデルの完成とPBPKモデル解析手法を組み合わせることで、各種医薬品の胎児移行性をはじめ、トランスポーター飽和など医薬品の胎盤透過性に係るパラメータを取得でき、バーチャルツインを見据えた将来的な臨床応用が可能となるものと期待できる。

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公開日: 2024-01-30  

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