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2021 年度 研究成果報告書

医療ビッグデータと基礎・臨床研究を融合したバンコマイシン関連腎障害予防薬の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K16448
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関旭川医科大学 (2020-2021)
徳島大学 (2019)

研究代表者

中馬 真幸  旭川医科大学, 大学病院, 講師 (20819289)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードドラッグリポジショニング / 医療ビッグデータ / バンコマイシン / 腎障害 / 抗菌薬適正使用
研究成果の概要

本研究では、既存承認薬を活用するドラッグリポジショニングの手法に様々なビッグデータを用いて、バンコマイシン関連腎障害(VAN)の予防薬を見出すことを目的とした。
創薬データベースと副作用自発報告データベースによる解析の結果、同種同効薬である2種類の既存承認薬が得られた。これらの候補薬は、バンコマイシン関連腎障害モデル動物における腎障害抑制効果が認められた。また、リアルワールドデータによる検証において、候補薬の投与群では非投与群よりも、VANの発現率は有意に低かった。
以上、ビッグデータ解析から得られた候補薬は、VANの予防に関与する可能性が示唆された。

自由記述の分野

医療薬学

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、薬剤耐性菌の蔓延は、世界的にも大きな社会問題になっており、既存の抗菌薬を適切に活用することが求められている。MRSA感染症は最も発症症例数の多い薬剤耐性菌感染症の1つであり、その標準的治療薬であるバンコマイシンは、重篤な副作用である腎障害が臨床上大きな問題となっている。本研究の成果は、VANの抑制に貢献しうる可能性があり、抗菌薬の適正使用に果たす社会的意義は大きい。

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公開日: 2023-01-30  

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