睡眠時間は一日の中で一定に保たれており、このような性質は恒常性と呼ばれる。恒常的な現象は、一日の睡眠時間を規定する機構と、そこから離れた際に元に戻すように働くフィードバック機構とを組み合わせることで実現できる。本研究は特定の遺伝子改変マウスを対象に、数学的手法と実験的手法を組み合わせることで、遺伝子と睡眠恒常性の制御機構との関係を明らかにするものである。本研究の具体的な実績としては、英語論文5本およびシンポジウムの招待講演が4件、国際学会の発表が2件あり、研究成果が十分に評価された結果だと考えらえる。
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