• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

細胞接着分子CADM1とトランス相互作用する分子群の同定

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K16708
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関東京大学

研究代表者

伊東 剛  東京大学, 医科学研究所, 助教 (20733075)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード細胞接着
研究成果の概要

細胞接着分子CADM1は免疫グロブリンスーパーファミリー(IgSF)に属し、同分子種あるいはIgSFに属する異分子種と相互作用し、細胞接着に寄与する。CADM1の発現異常は様々な病態に関与し、成人T細胞白血病(ATL)に高発現するCADM1は血管内皮細胞との接着を介して臓器浸潤を亢進する。しかしながら、血管内皮細胞においてCADM1と相互作用する分子は同定されていなかった。本研究では、ATL細胞に発現するCADM1が血管内皮細胞に発現するCADM1と相互作用し、血管外遊出及び臓器浸潤を促進することを明らかにした。

自由記述の分野

腫瘍生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

独自にIgSF遺伝子群をクローニングし、精製したIgSF-Fcタンパク質ライブラリーは、CADM1のみならずIgSF分子の相互作用ネットワークを解明する上で強力な技術基盤となり得る点において学術的意義がある。また、ATL細胞のCADM1を介した臓器浸潤の機序を明らかにしたことにより、中和抗体などを用いた細胞接着阻害により浸潤を抑制する新たな治療法の可能性を見出した点において社会的意義がある。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi