Triple Negative(TN)乳癌患者におけるEGFRの細胞外ドメインのメチル化の状況を解析することで,次世代抗体治療薬として注目されている抗体薬物複合体(Antibody-Drug Conjugate:ADC)に対する効果とその治療予測因子を同定することを目的とした.TN乳癌細胞株におけるEGFRの発現とそのメチル化状態の解析を行った.EGFRが過剰発現していたTNBC細胞株については,EGFRのメチル化を行うPRMT1遺伝子改変細胞株を作成し,細胞内のシグナルの変化を確認した. TN乳癌患者における,EGFRのメチル化の状態を確認し,ADCの効果が期待できる患者群を確認した.
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