研究成果の概要 |
EGFR変異肺がんでは、EGFR-TKIが有力な手段であるが、耐性獲得が報告されてきた。本研究では、EGFR-TKI阻害薬オシメルチニブとエルロチニブを用い、薬剤耐性の過程を「一細胞レベル」で、「経時的に」、「モデル系」及び「臨床データ」を 利用して、解析することで薬剤耐性メカニズムの解明を行なった。モデル系の解析から、トランスクリプトームやエピゲノムのレベルで耐性化に関与が示唆される因子が同定された。これらの因子は、臨床での薬剤耐性症例においても一部関与が示唆された。本研究の成果は国際査読雑誌に掲載された(Kashima et al, Cancer Research, 2021)。
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