慶應義塾大学病院頭痛外来に通院中の片頭痛患者200名以上について、約50項目の頭痛のトリガー候補について詳細な調査を実施した。ストレス負荷、睡眠不足、低気圧などをトリガーとして自覚している患者がそれぞれ75%以上と多いことが確認された。また、慶應義塾大学病院の看護系職員を対象とした調査にて、普段から頭痛もちの場合、COVID-19ワクチン接種後に頭痛が生じやすいことが判明した。 喫煙が片頭痛のトリガーであるか検証のため、片頭痛動物モデルである皮質拡延性脱分極(CSD)にて検討したところ、喫煙負荷した雌マウスにおいてCSDが惹起されやすいこと(=片頭痛が生じやすいことが示唆)が明らかとなった。
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