研究課題
若手研究
本研究は、内因性αシヌクレインの蓄積と神経細胞死を呈する、GBA1遺伝子を欠失したメダカGBA1(-/-)メダカ)を疾患モデル動物として用いることで、パーキンソン病の病態解明と、疾患修飾治療薬の開発につなげることを目的としている。化合物の有効性のスクリーニングとして、GBA1(-/-)メダカへ化合物の投与を行ない、生存期間への影響を評価した。期間中に6つの化合物の評価を実施した。その結果、生存期間の延長効果を認めた化合物に関しての生化学的解析を行った。
神経変性疾患
パーキンソン病および神経型ゴーシェ病、いずれの疾患も現在までに疾患修飾治療薬は実用化されていない。GBA1(-/-)メダカはこれらの疾患の疾患修飾治療薬探索のための有用なモモデル動物であり、本研究で生存期間の延長を見出した化合物は、これらの疾患の疾患修飾治療薬の候補になると考えられる。