①健常者における健常者における血漿中L-グルタミン酸濃度が、測定サンプルの処理条件(採取時間,採取から処理までの時間・温度、冷凍-解凍回数)にどのような影響をうけるかについて検討したところ、サンプル処理までの時間・保存温度がグルタミン酸濃度に有意な影響を及ぼすことが明らかとなった。 ②酵素法によるL-グルタミン酸測定キットを用いて健常対象者、未治療うつ病、治療後うつ病の3群間の血漿中グルタミン酸濃度を比較した所、健常対象者群に比べ未治療うつ病群では血漿中グルタミン酸濃度が有意に高く、患者群では抗うつ薬で治療後に血漿中グルタミン酸濃度が低下している傾向がみられた。
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