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2023 年度 研究成果報告書

口腔領域の身体症状症(疼痛が主症状)における治療反応性予測因子を同定する

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17108
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52030:精神神経科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

徳倉 達也  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (20378136)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード身体症状症 / 疼痛が主症状のもの / 慢性疼痛 / 治療反応性 / 生物学的因子 / 心理社会的因子 / 口腔内灼熱症候群 / 持続性特発性顔面痛
研究成果の概要

口腔顔面領域の身体症状症(疼痛が主症状のもの)患者を対象に、血中神経炎症関連物質などの生物学的因子や抑うつ・Quality Of Life(QOL)などの心理社会的因子を治療開始時からその後の複数時点で測定し、治療経過における変化や治療反応性に関する検討を行った。その結果、神経炎症の一部のカスケードが複雑に関与している可能性、セロトニントランスポーター蛋白のダウンレギュレーションやアップレギュレーションが関与している可能性、アントラニル酸が慢性疼痛のバイオマーカーとなりうる可能性が示唆された。また、治療によって抑うつ・QOL・心理社会的機能等の心理社会的因子の改善が得られることも示された。

自由記述の分野

精神医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

身体症状症(疼痛が主症状のもの)は疼痛が長期に持続する疾患であり、患者の心理的苦痛は強く、社会的・経済的損失も甚大である。口腔顔面領域においても本疾患の患者は多く存在するが、既存の研究は少なく、特に治療経過における変化や治療反応性予測に関する証左は不十分であった。そのため、本研究によって得られた様々な新知見は、本疾患の病態生理解明や新たな治療戦略開発の一助となり、学術的・社会的意義を有するものである。

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公開日: 2025-01-30  

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