外傷性脳損傷例(局所脳損傷12名、びまん性軸索損傷8名)を対象に、新規に開発された18F-FPYBF-2を用い、アミロイドPET画像を撮像した。沈着量の指標は、小脳の沈着量との比を用い、The Automated Anatomical Labelling (AAL) atlasを用いて分割した90の大脳灰白質領域について検討した。結果、びまん性軸索損傷群のみで、後頭葉および側頭葉に健常群より有意に高いアミロイドの沈着を認めた。また縦断検査をMRI17名、PET6名に終了し、アミロイド沈着量の変化と脳体積変化の関連を検討する予定である。白質や脳幹へのアミロイド沈着についても今後検討を行う予定。
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