多発性硬化症患者においてプラークの検出能評価を行い、conventional MRIとほぼ同等の検出能を維持しつつ、撮像時間を約半分に短縮することを示した(Fujita et al. AJNR 2021)。さらに、縦緩和時間(T1)、横緩和時間(T2)、プロトン密度(PD)、ミエリン量を含めた各種定量値のROI解析および画像統計解析を並行して行い、疾患に特徴的な障害分布や程度の探索を開始した。これらの解析を単一の装置ではなく、複数の装置で動作させることに成功し、報告した(Fujita et al. Proc. ISMRM 2022)。
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