本研究期間を通じ、1)ガラス線量計を用いた陽子線の応答特性の検証、2)新型のダイオード二次元検出器の基礎性能特性の評価、3)前立腺がんの陽子線治療計画の堅牢性の評価、4)新たなCT再構成アルゴリズムの陽子線治療に対する有用性の検証、を主題として5編の英語論文を公開した。英語論文としての学術的意義に加え、これらの研究成果は放射線治療の発展に寄与し社会的意義もあるものと考えている。 また本研究で目標としていた三次元計測と治療経過予測については現在も検討を続けており、上記の研究成果がその基盤となるものである。
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