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2022 年度 研究成果報告書

リンパ節転移に対するリンパ系インターベンション:直接リンパ管内化学療法の新規開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17246
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関東海大学

研究代表者

富田 康介  東海大学, 医学部, 助教 (70803485)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードインターベンショナルラジオロジー / 化学療法 / リンパ管造影 / リピオドール / VX2腫瘍 / リンパ節転移
研究成果の概要

リンパ節転移の治療において抗がん剤の経静脈的投与が一般的に行われているが,抗がん剤のごく一部しかリンパ系に到達しないため治療効果は不十分かつ抗がん剤の副作用が問題となることが多い.そこで,リンパ系に直接抗がん剤とリピオドールの混合物を投与する新しい治療法「直接リンパ管内化学療法」の概念実証をVX2担癌ウサギモデルを用いて行った.結果,エピルビシンとリピオドールのエマルジョンを投与した実験群においてウサギの後腹膜リンパ節転移への治療効果が確認され,新しい有用な抗がん剤の投与方法の一つとなり得る事が示唆された.

自由記述の分野

インターベンショナルラジオロジー

研究成果の学術的意義や社会的意義

リンパ系はがんの初期転移経路であり、有望な治療対象であるが、リンパ系への選択的な治療手法はまだ確立されていない。これまで、リポソームやポリマーを使用して皮下や腹腔にリンパ系に選択的に取り込まれる物質を投与する方法が研究されてきた。しかし、これらの手法では局所での炎症反応や全ての薬剤がリンパ系に吸収されず、毛細血管からも吸収されるという問題が解決できない。この研究では、リンパ系に直接抗がん剤を投与することで、抗がん剤の効果を最大化しつつ,副作用を軽減することが出来ると期待される。また、抗がん剤をリンパ流に順行性に注入することで、がん細胞の分布と一致することが期待される。

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公開日: 2024-01-30  

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