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2022 年度 研究成果報告書

NLE(NBCA、Lipiodol、Ethanol)を用いたブタ門脈塞栓研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17278
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関和歌山県立医科大学

研究代表者

上硲 敦文  和歌山県立医科大学, 医学部, 助教 (30750913)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード門脈塞栓術 / NBCA / 無水エタノール
研究成果の概要

NLE(NBCA:lipiodol:ethanol=2:2:1)を用いてブタ門脈塞栓術は問題なく行えた。バルーンカテーテルへのNLE固着も認めなかった。対照群としてのゼラチンスポンジ+lipiodol塞栓は門脈から流れ出してしまい、やはり蓋をするコイルなどの塞栓物質が別途必要であった。その他対照群として、NL(NBCA:lipiodol=1:2)はバルーンカテーテルに固着してしまった。NLI(NBCA:lipiodol:iopamidol)の2:3:1と1:4:1はともにバルーンへの固着はなかった。NLEおよびNLIはバルーンカテーテルを用いた門脈塞栓術に有用な塞栓物質と考えられた。

自由記述の分野

放射線医学

研究成果の学術的意義や社会的意義

NLE(NBCA:lipiodol:ethanol)もしくはNLI(NBCA:lipiodol:iopamidol)を用いてバルーンカテーテルをwedgeさせた状態でブタ門脈塞栓術を行うことに成功した。この結果、人体においてもNLE, NLIを用いた門脈塞栓術を行うことが可能と考えられる。安全に肝切除を行うための術前門脈塞栓術において、この2種類の塞栓物質を用いたさらなる研究が加速することが推察される。

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公開日: 2024-01-30  

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