正期産児に比し徐脂肪率が高いとされる早産児に、子宮内における胎動を模した運動負荷を行うことで体組成の改善を目指した。 まず実態調査として研究者施設における早産児の出生時、退院時、3歳児の体重、身長について検討した。退院時の身長SDは3歳時の身長SDと正の相関を示した。骨密度は退院時の骨密度が正期産児に比して低かった。児を安定してくるむおくるみを作成したがコロナ禍もあり児への運動負荷開始は大幅に遅れ現在データを収集中である。一方で骨代謝改善の試みとして非活性型ビタミンD投与を行い検討した結果、非活性型ビタミンD投与群は非投与群に比して有意に血中Ca濃度が高くintact PTHが低下していた。
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