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2021 年度 研究成果報告書

IDH変異に伴う肝内胆管発癌プロセスの包括的解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17391
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関公益財団法人朝日生命成人病研究所

研究代表者

藤原 弘明  公益財団法人朝日生命成人病研究所, その他部局等, 教授(移行) (00814500)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード胆管癌 / 代謝 / エピゲノム
研究成果の概要

クロマチンリモデリング関連遺伝子の変異、及びホスファチジルイノシトール3-キナーゼ経路(PI3K)の異常をIDH1変異と組み合わせることで、正常肝内胆管上皮細胞から胆管癌に至る多段階的発癌モデルを作成することに成功した。今後は、IDH1変異のプロファイルによって形成されるモデルの組織像が異なるという点に着目し、網羅的遺伝子発現解析等の手法によりその背景にある分子メカニズムの解析へと計画を進めていく予定である。

自由記述の分野

胆道疾患

研究成果の学術的意義や社会的意義

近年、がん遺伝子パネル検査が保険適応なるなど、がん治療の個別化に向けた潮流は顕著になりつつある。基本的な戦略は各患者ごとに異なる癌固有の遺伝子変異に即した治療を行う、という方向性になるが、残念ながら現状ではそのような治療を享受することの出来る患者は1割程度と少ない。IDH変異は肝内胆管癌の約20%に存在する変異であるが、変異陽性癌に対する有効な治療法は目下確立されていない。本研究の成果により、その発癌に至るメカニズムを解明することが出来れば、IDH変異特異的に有効な治療法の開発へと繋げていくことが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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