研究課題
若手研究
本研究においてはIBD関連腫瘍の新たな診断法の一つとして非侵襲的核酸変異検出技術(リキッドバイオプシー)の開発を行った。腫瘍組織DNAとcirculating tumor DNA(ctDNA)の一致を示しただけでなく、フソバクテリウムの腫瘍内不均一性分布やctDNAの起源と動態(半減期1.8-3.2時間)についても検証し、IBD関連腫瘍におけるリキッドバイオプシーの応用の可能性を明らかにした。
消化器内科
他の癌腫同様にIBD関連腫瘍を対象とした場合であってもctDNAをターゲットとしたリキッドバイオプシーは可能であり、非侵襲的な新たな手法の一つとなりうることを見出した。IBD関連腫瘍のブレークスルーとして、診断・モニタリング・治療などいずれにおいても可能性を秘めている。