近位側大腸のSessile Serrated Adenoma/Polyp (SSAP)から発生した大腸癌の内視鏡的切除組織を用いたmiRNAの解析から、癌部に関連する共通パスウェイとして、TGF-beta signaling pathwayを含む6つのpathwayを同定した。 また、ポリープ様腺腫、側方発育型大腸腫瘍(LST)の内視鏡的切除組織標本を正常部、腫瘍部に分離、miRNA、mRNAの発現解析から、両者間で発現変動する3種類のmiRNAを同定した。大腸癌由来培養細胞を用いた実験にて、同定されたmiRNAが癌細胞の増殖進展に関連することが示唆された。
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