研究課題
若手研究
薬剤溶出型生体吸収性マグネシウムステントの生体内吸収過程をOCTで観察することで吸収過程の問題点やステント留置後のイベント発症について検討することができた。また、側枝病変に対しても薬剤溶出型生体吸収性マグネシウムステントの効果を3D-OCTを用いて検討したが、その有用性が確認できた。しかし、生体内でのマグネシウム吸収過程における血管応答は不明な点はまだ多数存在し、適切な金属吸収スピードや、適切な薬剤溶出スピードなどに関しても今後の課題であると考えられる。
冠動脈イメージング
薬剤溶出性生態吸収性マグネシウムステントの生体内吸収過程をOCTで観察することで臨床応用においてその有用性を確認することができた。薬剤溶出型生体吸収性マグネシウムステント植え込み後の金属ストラット吸収過程における血管応答を明らかにすることでこれまでの冠動脈ステントの欠点をすべて克服する、いわば“究極の冠動脈ステント”となる可能性が高く、虚血性心疾患の治療を一変する可能性を秘めており、冠動脈疾患治療戦略に大きく貢献できると考える。