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2023 年度 研究成果報告書

心臓MRI 4D flowによる心原性脳梗塞の病態解明および発症予測

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17545
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

井上 優子  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (20769898)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード心房細動 / 脳梗塞
研究成果の概要

発作性心房細動の既往のある患者20名(平均年齢74才)を対象に、心臓MRIを撮像し、各心房機能および心室機能、4Dflow動画での解析を行った。心原性陳旧性脳梗塞OCIの既往の有無により、CIあり群10名、CIなし群10名に分けて解析を行った。CIあり群はなし群と比較し、患者背景ではCHADS-VAScスコアが高く、経食道エコーでの左心耳血流速度が遅かった。MRIでの左房および左心耳の血流速度解析では、CIあり群ではなし群と比較し共に低かった。発作性心房細動および脳梗塞の既往のある患者において、経食道エコーおよび心臓MRI 4D flow解析により左心房と左心耳血流の低下を認めた。

自由記述の分野

不整脈

研究成果の学術的意義や社会的意義

左心房および左心耳の血流低下が発作性心房細動および脳梗塞に関連していることを明確にすることで、これらの疾患の病態生理の理解につながると考えられた。また、血流低下が脳梗塞のリスク要因であることを証明できれば、心臓MRI 4D flow解析を用いて、発作性心房細動患者の脳梗塞リスクをより正確に評価できる可能性がある。

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公開日: 2025-01-30  

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