• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2022 年度 研究成果報告書

肺高血圧モデル動物における右心機能およびATP産生の経時的変化についての検討

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K17548
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関東北大学

研究代表者

佐藤 遥  東北大学, 医学系研究科, 助教 (90803883)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード肺高血圧症 / 右心機能 / 多細胞心室筋
研究成果の概要

肺高血圧症では、右心機能が予後を規定し得る。本研究では、肺高血圧モデル動物をもちいて、右室の形態学的変化、多細胞心室筋を用いた生理学的変化、心室筋ミトコンドリア内カルシウムとATP産生の変化を観察することにより、肺動脈圧の上昇に対する右室の反応を観察した。
モノクロタリンによる肺高血圧モデルラットは対照ラットと比較し、右室駆出率、右室長軸ストレインが低下し、右室収縮期圧が高く右室肥大が進行していた。
多細胞心室筋においては、肺高血圧モデルラットは発生張力、dF/dtが低下した一方、SERCA・RyRなどの収縮関連タンパク、また、ミトコンドリアカルシウムユニポーターの発現も増加していた。

自由記述の分野

循環器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

肺高血圧症は予後不良の疾患であり、右心機能が予後を規定し得る。肺高血圧により右心機能が低下していく機序について、臓器としての心臓や組織としての心筋、タンパク質レベルで観察することは、肺高血圧症に対する治療に結び付く可能性があり、臨床的意義が高い。また、右室心筋におけるミトコンドリアカルシウムユニポーターの役割を観察することは、ミトコンドリアをターゲットとした創薬・治療に結び付く可能性があると考えられる。

URL: 

公開日: 2024-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi