今後のペースメーカ手術法の中心を担うと思われる新しいカテーテルデリバリーシステムの安全性、確実性や汎用性を評価し、その性能を英文誌で世界的に報告することにより、今後のペースメーカ診療に貢献できたと思われる。また、新しい右室中隔ペーシングである傍刺激伝導系ペーシングを提唱し検討、その結果を英文誌に報告した。新たなペーシング法はヒス束ペーシングより優れたペーシング法とは言いきれないことを確認し、ヒス束ペーシングが引き続き重要なペーシング法であることがわかり、今後の適切なペーシング法を検討するのに貢献したと思われる。これらの成果が今後の新しいデリバリーカテーテルの開発に貢献することが期待される。
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