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2021 年度 研究成果報告書

心房細動アブレーション後の心房リバースリモデリング機序解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17608
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関鹿児島大学

研究代表者

波野 史典  鹿児島大学, 鹿児島大学病院, 主任臨床検査技師 (90838591)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード心房細動 / アブレーション / リバースリモデリング / microRNA / MMP
研究成果の概要

本研究は心房細動に対するカテーテルアブレーション治療後に認められる心房リバースリモデリングに着目し、そのメカニズムについて分子生物学的に解明を試みるものである。既存の保存検体を用いて、リバースリモデリングに関するマイクロRNA発現の網羅的解析により、7つへ絞り込んだ。その後、サンプル数を追加し、RT-PCRにて比較検討を行ったところmiR-184などのいくつかのmicoroRNAが心房リバースリモデリングに関与している結果を得た。また左房ペントラキシン3は左房局所の炎症程度を鋭敏に反映しており、左房内の炎症と左房容積の増大との関連が示唆された。

自由記述の分野

循環器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

心房細動は加齢とともに有病率が増加し、心原性脳梗塞の原因となる。心房細動に対するアブレーション治療において、持続性心房細動などの心房リモデリングが進行した症例では、発作性心房細動と比較し長期的な洞調律維持率が低く、十分な治療効果が得られにくい現状がある。
アブレーション治療にて洞調律を得ることにより、心房リモデリングからの回復(心房リバースリモデリング)が観察されることが知られており、その機序を解明することにより、新たな持続性心房細動に対する治療法の可能性があり、社会的意義は高いと言える。

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公開日: 2023-01-30  

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