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2020 年度 研究成果報告書

発生期の増殖・分化制御因子(ID遺伝子)を利用した肺癌治療への新規アプローチ

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17691
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所

研究代表者

清川 寛文  国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, 研究員 (40790621)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード組織幹細胞 / 発生学 / 肺がん / 呼吸器内科学
研究成果の概要

肺がんは癌死原因の第一を占め、未だ効果的な治療法のない難治性疾患である。多くの研究者の多大な努力にも関わらずがん細胞の増殖制御メカニズムはこれまで不明であったが、本研究では肺がん細胞の発生母地となる基底細胞の増殖がId遺伝子の多寡により制御されていることを見出した。またId2遺伝子の制御機構を詳細に解明すること成功し、Id2遺伝子の過剰発現が前癌状態である基底細胞の過増殖につながることを示した。

自由記述の分野

呼吸器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今回の研究結果は、難治性肺がんの一つである扁平上皮癌はId2遺伝子の過剰発現により出現することを示唆している。そのため気道上皮におけるId2遺伝子の発現を適切に制御することで、気管上皮細胞のがん化を防げることを示唆している。また肺がん細胞ではId2遺伝子が高発現していることを考えれば、Id2をターゲットした治療法が肺がん治療の新規治療として有用と考えられる。

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公開日: 2022-01-27  

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