メタボロームおよびマトリックス支援レーザー脱離イオン化質量分析イメージングを組み合わせた手法により、腎臓の代謝産物を半定量的に可視化し、腎臓の部位に異なる代謝変容を明らかにした。またFebuxostatがsalvage pathwayを介したアデニル酸の産生促進によりATP再合成を増加させ尿細管細胞保護効果を発揮することを見出した。STZ投与糖尿病モデルマウスのメタボローム解析にてBCAA(イソロイシン、ロイシン、バリン)が増加し、特に糸球体で有意なBCAA蓄積を認めることを明らかにした。ロイシン投与STZマウスにおける腎不全の進行と、腎組織ヒストンH3, H4のアセチル化亢進を見出した。
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