HaCaT細胞や担癌マウスを用いた波長特性や照射量の検討、およびフレキシブルタイプの光源における形状や光学条件などの最適化を実施した。臨床応用を見据え患部特異的な形状の検討を進め、皮膚がんの頻発部位である顔面にウェアラブルな光源プローブの開発を行った。フレキシブル樹脂筐体を用いφ45mmの照射面積において67mW/cm2の照度、89%の面内照度均一性を達成した。また、装着部温度は最大37℃、重量は76gであり装着可能であることも確認した。光源をLEDから半導体レーザにすることで、光源形状の最適化および痛みの抑制に貢献する可能性があることも見出した。
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