研究成果の概要 |
血管炎患者の末梢血T細胞では、PD-1, CTLA-4、TIM-3などの抑制性共刺激因子の発現が上昇していた。血管炎患者の末梢血細胞では、 CD4, CD8陽性T細胞が増殖し、PD-1陽性T細胞が増殖している一方で、IL-17陽性T細胞も増殖していた。血管炎患者の皮膚組織でのPD-L1発現は上昇しており、その他の抑制性共刺激分子もそれぞれの分子により異なる発現様式を示した。血管炎患者の血漿中の可溶性PD-L1(sPD-L1)値は、健常人と比べて上昇し、可溶性PD-L1値は、発熱患者で血漿中のsPD-L1値は上昇しており、血中CRP値、クレアチニン値と相関が見られた。
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